この記事では、ゲーミングモニターに4Kは必要か?について書いています。
PS5やXbox Series Xは、4K/120Hz対応で高画質なゲームプレイを可能としています。
せっかくならこの性能を活かして、実写のような映像で楽しんでみたいですよね。
ですが4Kゲーミングモニターは高価ですぐには手が出せず、改めて「4Kモニターって必要なの?」と考えてしまいます。
そこで今回は、4Kゲーミングモニターの必要性について詳しく解説していきます。
4Kゲーミングモニターのメリット・デメリットを交えながら説明しますので、購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ゲーミングモニターに4Kは必要か?
それでは早速、ゲーミングモニターに4Kは必要かご紹介していきます。
結論からいうと、
ゲーミングモニターに4Kが必要かどうかは人によって変わります。
私は4Kのゲーミングモニターを購入してよかったと思っています!
それは、どんなジャンルのゲームをしているか、あるいはゲームに何を求めているかによって必要性が変わるからです。
たとえば、FPSやバトロワ系の瞬間的な反応が求められるなら、サクサク動くフルHDで十分!と考えます。
対して、MMOやアドベンチャー系の冒険をゆったり楽しみたいなら、高画質の4Kが適しているでしょう。
続いて、4Kゲーミングモニターのメリット・デメリットを解説します。
4Kモニターの特徴を知り、自分に必要かどうかをもう一度考えてみましょう。
4Kゲーミングモニターのメリットは?
まずは、4Kゲーミングモニターのメリットについてです。
4Kにすると、どんなメリットがあるのか紹介していきます!
- きれいな映像で楽しめる
- 大画面で迫力満点
- マルチタスクにも最適
きれいな映像で楽しめる
4Kゲーミングモニター最大のメリットは、やはり美しい映像を楽しめること!
PS5は4K/120Hzに対応していることもあり、4Kで遊べるゲームソフトも増えてきました。
- スパイダーマン2
- ファイナルファンタジーXVI
- Horizon Forbidden West
- ホグワーツ・レガシー
- ELDEN RING
高グラフィックなゲームを4Kゲーミングモニターで遊べば、さらにきれいな映像を堪能できます。
広大なマップを駆け回るRPGやMMOを遊びたい人は、ゲーム内の細部まで細かく表示できる4Kゲーミングモニターを使うと、これまでにない臨場感を味わえます!
大画面で迫力満点
4Kゲーミングモニターなら、大画面で迫力のあるゲームプレイができます。
24インチもありますが、4Kはドット数が多いため小型のモニターだと文字が小さく映ってしまいます。
そのため、27インチ以上の大きいサイズがおすすめです!
4Kで大画面なら、ゲームだけでなく動画や映画も見ごたえがありますね。
ただし、モニターが大きいとそのぶん置き場の確保も必要になります。
デスクの置き場に余裕があれば、4Kのゲーム環境も実現可能です。
マルチタスクにも最適
4Kゲーミングモニターは、仕事や作業のマルチタスクにも最適です。
PCモニターとして使用すれば、大画面のおかげでウィンドウを複数開いても見やすく、効率よく作業できます。
私も在宅で仕事しているので、画面分割しても文字がはっきり見えるのはうれしいポイントです!
また、色彩表現を得意としている4Kモニターは、動画や画像編集などのクリエイティブな作業にも向いています。
大型で高画質な4Kゲーミングモニターはゲーム兼仕事用にもなり、幅広い用途で重宝します。
4Kゲーミングモニターのデメリットは?
きれいな映像を映し出せるゲーミングモニターですが、デメリットもいくつかあります。
どんなデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
- フレームレートが低下する
- 電気代が高くなる
- 費用がかかる
フレームレートが低下する
画素数の多い4Kは、フルHDに比べてフレームレートが低くなります。
フレームレート(fps)とは、1秒間に表示できる静止画像の数のことです。
たとえば60fpsの場合、1秒間に60枚の静止画が表示されます。
4Kモニターは高い解像度を持っていますが、フルHDに比べ4倍のピクセル数を表示しなくてはなりません。
これにより、グラフィック処理に大きな大きな負荷がかかり、フレームレートが低下してしまいます。
フレームレートが低下するとカクカクした動きになり、素早い動きが求められるFPSゲームにおいては不利な状況に…。
APEXやフォートナイトのランクマッチで勝ち進みたいなら、滑らかに動ける高フレームレートが有利となります。
そのため、高フレームレートを維持しにくい4Kゲーミングモニターは、FPSやバトロワ系のゲームにあまり向いていません。
電気代が高くなる
4Kゲーミングモニターに変更した場合、電気代が上がる可能性もあります。
ゲーミングモニターは、通常のモニターに比べて消費電力が高いものです。
4Kで大画面となると、より多くの電力を必要とするため、さらに消費電力が高くなってしまいます。
例としてBenQの27型フルHD「GW2780」と、同社の27型4K「EX2710U」を比較してみましょう。
1日3時間を1年間使った場合、次のようになります。
使用モニター | 消費電力 | 1年間の電気代 (1日3時間使用) |
---|---|---|
GW2780 | 32W | 1,282.46円 |
EX2710U | 132W | 5,290.16円 |
5,290.16円-1,282.46円で、4Kのほうが「4,007.7円」高くなることが分かります。
1年間で比べると、結構な差がありますね…。
もちろん、上記の計算はあくまで目安であり、電力会社や使用状況によって電気代は変動します。
4Kゲーミングモニターでもメーカーによって消費電力が大きく異なるため、電気代が気になる人は消費電力に注目して選びましょう!
費用がかかる
4Kのゲーム環境を構築するには、とにかく費用がかかります。
4Kで遊ぶには、以下のものが必要になるでしょう。
- 4Kゲーミングモニター
- HDMI2.1
- 4K対応のゲーミングPC
4Kゲーミングモニター
まず本題の4Kゲーミングモニターは、フルHDと比べても高価です。
27型フルHDは2万円以下と安く購入できるのに対し、4Kは安くても6万円ほどかかります。
HDMI2.1
PS5やXbox Series Xで使うなら、4K/120fpsの性能を引き出せるHDMI2.1が必要です。
高速伝送できるHDMI2.1は安いもので2,000円と、通常のHDMIに比べて価格が高い傾向にあります。
4K対応のゲーミングPC
PCモニターとして使うなら、映像を作り出すPC側も高いスペックが要求されます。
安めの4KゲーミングPCを探しても、価格は19万円以上と費用がかかります。(参考:LEVEL-M77M-134F-TLX)
4Kの高解像度でゲームするにはモニター以外にも配慮するところが多く、大きな出費に…。
【結論】4Kゲーミングモニターはどんな人におすすめ?
ここまで4Kゲーミングモニターのメリット・デメリットを紹介してきました。
ですが、「まだ自分に必要か分からない…」と迷っている人も多いのではないでしょうか?
4Kゲーミングモニターは、ずばり以下のような人におすすめです!
- PS5の性能を最大限活かしたい人
- グラフィックス重視の人
- 大画面でゲームプレイしたい人
- ゲーム以外にも使いたい人
- 未来への投資をしたい人
それぞれ説明していきますね。
PS5の性能を最大限活かしたい人
PS5の4K/120Hz対応という性能を活かすなら、4Kゲーミングモニターがおすすめです。
気になっていた4K120fps対応のゲームソフトを、美しい映像で思う存分楽しめます。
また、Xbox Series Xも4K/120Hzに対応しています。
PS5やXbox Series Xのスペックを最大限引き出したいなら、購入を検討しても良さそうですね。
グラフィックス重視の人
ゆったりとゲームを楽しむのであれば、4Kゲーミングモニターが適しています。
MMOやRPGでは、高グラフィックを活かした最高のゲーム体験ができるでしょう。
瞬間的な反応を求められるFPSやバトロワ系をしないなら、重宝するモニターといえます。
大画面でゲームプレイしたい人
4Kゲーミングモニターは、大画面で没入感のあるゲームプレイができます。
24インチの小型は、ひと目で全体の様子を把握できるため便利ではありますが、迫力に欠けるといったデメリットもあります。
その点、大きくて見やすい4Kゲーミングモニターは、これまでと違ったインパクトのある戦闘を楽しめるでしょう。
モンスターのリアルな質感に、思わず震えてしまうかもしれません!
ゲーム以外にも使いたい人
高画質で大画面を活かして、ゲーム以外の用途に使うのもおすすめです。
4Kはピクセル数が多いため、色表現が難しい写真や動画も鮮やかに映してくれます。
マルチタスクしやすい大画面で、調べものや仕事用として使うのにもぴったりです。
未来への投資をしたい人
これから先のことを考えて、4Kゲーミングモニターを買っておくのも一つの手です。
現在4K対応のゲームソフトは限られていますが、今後は4Kが主流になると予想されます。
ゲーミングモニターは故障がない限りそうそう買い替えるものでもないので、今4Kを買っておけば長く使えるメリットがあります。
金銭的に余裕のある人、処分や買い替えの手間が面倒に感じる人は、未来への投資として4Kモニターを買っておくといいでしょう。
4Kゲーミングモニターおすすめ3選
それでは、最後に4Kゲーミングモニターのおすすめを3選ご紹介します。
モニター選びに迷った人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
GIGABYTE| M28U Gaming Monitor 28型
まずは、安く買いたい人におすすめなGIGABYTEの「M28U」です。
主な特徴は以下の6つです。
- リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms
- HDMI2.1搭載でPS5も4K出力可能
- 「Super Speed IPSパネル」により残像感のない映像を表現
- HDR対応で鮮やかな映像を体験できる
- ブラックイコライザー搭載で暗い場所でも見やすい
- 便利なステレオスピーカー付き
性能とコスパを見事に両立させた作りになっています。
HDMI2.1搭載により、PS5やXbox Series Xも最高設定の4K/120Hzでゲームプレイが可能です。
「Super Speed IPSパネル」は映像美と速い応答速度を併せ持ち、FPS系の素早い動きも残像感なく表示して、立ち回りがスムーズにおこなえます。
敵の位置が見にくい暗い場所も、ブラックイコライザーをONにすればコントラストを調整して、視認性を高めてくれます。
「安く済ませたい」「とりあえず4Kを試したい」という人に、イチ押しです!
ASUS|TUF Gaming VG28UQL1A 28インチ
続いて、PCパーツや周辺機器で有名なASUS製の「TUF Gaming VG28UQL1A」です。
主な特徴は以下の6つ!
- リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms
- HDMI2.1対応でPS5の4K/120Hz出力が可能
- HDRテクノロジーにより映画のような映像美を表現
- 映像がぼやけない「ELMB SYNC」搭載
- ASUS独自の「可変オーバードライブテクノロジー」搭載
- HDMI2.1/2.0が2つずつ、DisplayPort1つ接続可能
「TUF Gaming VG28UQL1A」は、最大4K/120Hzの映像に対応できるため、PS5やXbox Series Xのスペックもばっちり活かせます。
グランツーリスモ7といったレースゲームも、搭載機能を使えば滑らかできれいな映像を楽しめます!
「さまざまなデバイスに使いたい」「10万円以下で高性能のものが欲しい」という人に、イチ押しのゲーミングモニターです!
MSI|Optix MPG321UR-QD 32インチ
最後に、MSI製のゲーミングモニター「Optix MPG321UR-QD」をご紹介します。
主な特徴は以下の6つです!
- リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms
- 「量子ドット」技術により豊かな色表現が可能
- 動きの速いシーンも残像感なく滑らかに
- 「G-Sync Compatible」対応でカクつきやズレを抑えられる
- 明暗が効いたはっきりとした映像表示
- 3年間の国内メーカー保証で安心
「Optix MPG321UR-QD」は最新規格のHDMI2.1に対応し、PS5やXbox Series Xの次世代ゲーム機も4K/120Hzの表示を可能としています。
特に注目したいのが、「量子ドット」という技術を採用しているところ。
豊かな色彩表現を得意としており、どんな映像も最高の画質を味わえるのがポイントです。
これまで遊んでいたゲームも、映画のような美しい映像でより楽しめること間違いなしでしょう。
3年間のメーカー保証付きで、購入後のトラブルも安心して任せられます。
「画質に妥協したくない」「32インチの大画面で使いたい」という人にぴったりなゲーミングモニターです!
まとめ
今回はゲーミングモニター4Kの必要性について、メリット・デメリットを踏まえながら解説しました。
ゲーミングモニターに4Kを必要とするかどうかは、遊ぶゲームや用途によって異なります。
4Kのゲーム環境を作るには費用がかかりますが、最新のグラフィックを最高の画質で楽しめる4Kゲーミングモニターはとっても魅力的。
PS5やXbox Series Xで今後発売するゲームは4K対応が主流となりそうなので、今のうちに買っても損はないといえるでしょう。
おすすめした3つのゲーミングモニターは、家庭用ゲーム機でも4K出力可能なものを選びました。
個人的に選ぶのであれば、4K対応のほかに「HDMI2.1」対応しているか忘れずに確認しましょう。
ゲーミングモニター4Kの必要性を知り、自分のゲーム環境に合ったモニターを選んでみてくださいね。